夏の遊び疲れ、Kingstonでの遊び疲れ、引っ越しの疲れ、風邪などにより、
体の抵抗力が激減していたのだと思いますが・・・
競馬から戻ったその夜、耳が痒くて痒くて・・・
そして、赤く、熱く・・・・なんか変!!
次の日・・・耳がダンボのように腫れていた・・・
そして翌朝早く目覚めたあたしは、鏡を見てびっくりした。
顔がムキっと大きく、2cmほどずつ横に大きくなっているではないか!!
それで慌てて、救急病院へ行きました。
まず受付でHealth Cardを提示する。これは国民保険みたいなものでしょうか。
このHealth Cardがないと病院では診察してもらえません。
その受付で、なぜここに来たのかを説明します。
ナースはパソコンに情報を入力。
次に名前を呼ばれたら、窓口へ。
そこでまたHealth Cardを提示し、病状の説明をします。
血圧と体温を測る。
看護婦は細かく情報をパソコンへインプット。
その次に別の窓口へ。
再度Health Cardを提示し、住所確認などをされ、診察用の書類を受け取ります。
それを持って、診察待合室へ。
名前を呼ばれると診察室へ。
質素で簡素な診察室。小さいベッドが1つ。
ベッドに座る。
先生が入って来て、自分はDr.○○と名乗る。
日本と違って、誰もが名前を名乗ってくれますが・・・あたしは一度で覚えた試しがありません。
受付で説明したのと同じことを再度、先生に説明する。
すでに3度目・・・
「最近、新しいピアスをつけましたか?」
「いいえ」
「新しいシャンプーや、新しい毛染めは?」
「いいえ」
感染症だと思うので・・・(何も調べてないのにわかるのか???)
あっ、耳の皮膚を取り、血液検査をしてくれました。
血液検査は異常なし。すぐに結果はわかったのですが・・・
耳の皮膚はどうだったのでしょう・・・結局不明のまま。
ナース:どっちの耳の皮膚を取りましたか?
えつこ:両方
ナース:え?両方?
グレン:はい、両方です
ナース:おかしいなぁ、普通片方からのはずやのに・・・
え、そうなん?でも両方から取ったし~
抗生物質の点滴を受ける。ベッドに座ったまま。
点滴は・・・ふーん、2種類あるのかぁ・・・
1つ目が終わったとき、次のをまた点滴するのかと思ったら・・・
「あ、これは関係ないんです。ちょっと吊り下げてるだけ、気にしないで」
いや、めっちゃ気になるし。
飲み薬を2つ処方され、家に帰る。
ふぅ、これで一安心。きっと明日には腫れも引いてるだろう・・・・
<余談>
それにしても。確実にあたしの英語力は上達している。かもぉ♪
ナース、ドクターの言うことがちゃんとわかって答えられるものぉ~♪
ところが、翌日、収まるどころかますます腫れ、こめかみに蕁麻疹もできている!!
いや、明らかにひどくなってるし!!!!!
次の日、また救急病院へ。
プロセスは全く同じ。今回は処方してもらった薬を持参する。
昨日とは違う先生。
「いや、これは、感染症ではないでしょうねぇ。感染症の場合は、普通片方だけです。両方の耳が同時に腫れるということは、ケミカルが原因かなぁ・・・何か最近ケミカルに触れましたか?」
「あ・・・はいはい!!触れました触れました」
あたしはオーガニック系の、地球と自分の肌に優しい洗剤しか使わない。
しかし。この家のオーナー、Big Cが置いて行った、油汚れ落とし用の洗剤、
完全にケミカルの洗剤、しかもスプレータイプを最近使いました。
プシュプシュプシュプシュ、スプレーしましたとも。
それが原因かも(;;)
そのスプレーが手にかかって、その手で耳に触ったのかも・・・
油で汚れたジーパン、かなり綺麗になったもんなぁ・・・・
そして、新しい飲み薬と塗り薬を処方してもらう。
カナダは診察料はタダ。
薬代は実費。薬が高いっ!2つで60ドルだか70ドルだか・・・
薬代と歯医者はプライベートの保険でカバーします。
グレンの会社で保険に加入しているので、あたしにも適用され、8割は戻ってきます。
良かった~(^^)
抗生物質とステロイド。
ステロイドの塗り薬をぬりぬり・・・耳とこめかみの蕁麻疹に・・・
ふふふ。今度こそ明日になれば、治っているかも~。
翌朝、鏡に映るあたしは別人のよう・・・顔全部が腫れている!!
焦って、顔全部に塗り薬を塗りたくる。
グレンが少しだけつけてくれるが、
「あかんあかん、もっとたっぷりつけて」
「この薬はきついから、薄くでいいんだよ」
「あかんあかん。そんなちょっと効くわけないし」
と、グレンが言うのも聞かずにあたしは塗りたくる・・・・
結果・・・
こんな顔、見たことないし。誰これ?
熱いし、痒いし、痛いし・・・腫れてる、腫れてる、どんどん膨らんでいる・・・
怖い怖い。そのうちにぱかんと割れて、中から何かが出てきそう~~~!
いや~、エイリアン~~~!!!
グレン曰く。その薬、恵津子に合ってないのかも。止めた方がいいかも。
病院に行ってますますひどくなってるのがその証拠。
えぇ~、そうなん???
そして、3度目の救急病院へ。
同じプロセス、プラス、処方された薬を見せる・・・最初のと2回目のと。
3人目の先生。
くどくどくどくどと同じ説明を繰り返すグレン。
もうあたしの英語力では追いつかない。
3回目の救急病院なのに・・・先生は何も調べてくれない・・・・
抗生物質以外の薬を全部止めましょう。きっとどれかの薬であれるぎー反応を起こしているのかも。
え、じゃぁ、この痒みはどうしたらいいの?この腫れた顔はどうするの?
胸にも蕁麻疹が出てきたし・・・
いったいあたしの体はどうなっていくの???
痒み止めに・・・市販のお薬をすすめられました。
ないよりはマシ?
救急病院の先生って何?ただ適当に薬を処方するだけ???
とりあえず、顔がぱんぱんに腫れているので、腫れを引かす点滴をしてもらう。
見る見る収まっていくが・・・一時的なもので、家に戻るとまた腫れてきました。
3回目の救急病院で、ようやく専門医を紹介してくれました。
もっと早く紹介しろよ!
もう顔が熱くて熱くて。
耳が枕に当たると痛いので、横になって眠れず、座って寝る毎日。
次の日。
やっぱり顔がじんじんとパンパン腫れて、熱いし、痛いし。
胸元もひりひりと・・・
これはどう見ても、もう焼けど。
薬を塗ったところが全部赤く焼けている。
ひりひりひり一秒ごとに焼けている!!!!
もう間違いない、薬に負けている。かぶれている。焼けている!!!
お願い、誰かなんとかして。
塗り薬くらいあるやろう。
4回目。
先生は成す術なしと言う感じ。薬は山ほどお持ちだろうから、もう処方しません。
処方しない代わりに治療もなし。
もういつもの救急病院ではあかん、違う病院に行かなくては。
そして夕方、近所のウオークインクリニックに行く。
受付でナースが「Oh my god!! こんなん見たことないし」
あたしも初めてやし。そんなにはっきり言わんでも・・・・
ドクターも見た途端、「あたしには無理。すぐに救急病院に行って、今すぐ行って」
「いや、もう4回行ったけど、治るどころかひどくなったし」
「でも、救急病院に行きなさい」
仕方がないので、また同じ救急病院へ。
お願い、誰かなんとかして。
受付のナースが一番最初に行った日のナースと同じ人で、
グレンを見て「あぁ、覚えてる覚えてる、あなたのこと見たことある。え?あの耳が腫れてた?うわぁ、かなりひどくなってるやん、いやいや、まーまー、えらいまぁ」みたいな感じ。
待合室にはとてもたくさんの人が待っていたのですが、
彼はあたしを気の毒に思い、すぐに名前を呼んでくれました。
ところが、診察室の待合室で2時間待ち・・・・
5回目の先生は、4回目と同じ先生。
皮膚が痛いと訴える私に、
「処方された薬は全部合わないようなので・・・Advilを出しましょう」
ついに出たっ、Advil!!
市販の痛み止めです。バファリンみたいなもの。
それでも、グレンはAdvilともう1種類、市販の痛み止め、先生に勧められるまま買ってくれました。
2時間待った意味もないし。
そして家に帰る。
グレンが毎日氷水で冷やしたタオルで顔をパックしてくれる。
顔に乗せるなり、タオルはもう暖かい・・・・
これをだいたい日に4度ぐらい、夜中、朝、昼、夜とアイスパックしてくれました。
グレンの手が冷た~い!
最後はグレンの冷たい手でアイスパック。