耳、顔、首の専門医です。
専門医にかかるには、救急病院やファミリードクターの紹介でないと診てもらえません。
通常3週間待ちのところ、急いでアポを取ってもらいました。
しかし。このときにはすでにもう耳は治っていたのです。
今は顔と胸のやけどが大問題なんです。焼けているのです。毎日毎日!!
その専門医は、アレルギーテストはしましたか?と聞くので、
「していません」
「え?救急病院は何をしてるんや?」
と、アレルギーテストをする手配を整えてくれました。
これまた3週間待ちです・・・
結局、この専門医も治療はしてくれません・・・・
皮膚が痛い、焼けているというのに・・・
その夜・・・あたしはやっぱりまだ諦めきれず、ただ肌が焼けているのを見過ごすわけにいかず・・・
別の救急病院に連れて行ってもらいました。
夜中の12時前後。
待合室には数人ほど。
なのに受付で「5~6時間待ちになりますけど」と言われる。
グレンが、いかにあたしの病状が悪化しているかを説明するが・・・結局診察してもらったのは、
朝の5時半。5.5時間待ちましたね。
名前を呼ばれたのが朝の5時。
あたしはこの日はもう意識もうろう・・・相当なショックのせいだと思いますが。
待合室がまた超寒いっ!
暖房を入れているこの時期に、待合室はどこの病院でも冷房がきいている!!
そしてみんな寒さで震えているのに、誰も文句を言わない。
寒いのはもうわかっていたので、グレンはブランケットを2枚持ってきてくれてたので大助かり。
他のひとは、シーツにくるまっていました。
病院にブランケットもなし、ベッドもなし。シーツだけ貸してくれます。
5時間後に名前を呼ばれて、別の待合室へ。
その中に一人、すでに待ってる人がいる。
グレンが尋ねると、その人はなんと夜の8時半に来たと言う。
えええええええええええええ。8時半!?そして彼女の診察は朝の5時でした。
Oh my god!!
9時間待ち・・・・・
やっと診察室に通される。
今までの経緯を先生に話す。処方された薬も全部見せる。
皮膚科の先生に連絡を取ってくれて、飲み薬を1つ処方してくれる。
そして、通常3週間かかるところ、この日は土曜日だったので、月曜日に皮膚科から連絡が入るように手筈を整えてくれました。
ミイラのように何枚ものシーツにくるまり、今にも死にそうな患者が居ても・・・
看護婦は知らんふり!!誰も気にとめない。
がたがた震えて、とてもしんどそうなのに・・・
グレンが自分の着ていたシーツをかけてあげ、椅子を足元に持って行き、足を延ばせるようにしてあげるのを半分しか開かない目で見えました。
さすがグレン!
きっと彼女も嬉しかっただろうなぁと思います。
2日後に皮膚科から電話があっても、診察はまだその先。
これはもう自分で治療するしかない!!
やっと諦めがつきました。
日焼けした肌を鎮静するアロエ99%というジェルが家にあったので、それをつけようかなぁと言うと、
グレンは「じゃぁ、本物を買ってきてあげるよ」と、
近所の園芸店でアロエの鉢を3つ買ってきてくれる。
包丁で皮をむいたアロエを顔に乗せて、アロエパック~♪
これが非常に気持ちいい!!
冷たいタオルのパックとアロエパックを毎日、マメにしてくれました。
功を奏し、みるみるあたしの焼けどはおさまっていったのでした~~~~。
そして、火曜日に皮膚科の診察。
案の定、「もうほぼ治ってますね」
皮膚科の待合室・・・皮膚に問題のありそうな患者は見当たらない。
それをグレンに言うと
「ここに居る人はみんな3カ月前に予約した人。だからみんなもう治ってる!」
ほんまに。カナダの医者は楽でいい。
適当に薬を出すだけ。
そして治った患者の診察をするだけ。
その皮膚科の先生。
塗り薬を処方してくれた。
しかし。薬剤師曰く。前にあたしがかぶれた薬とよく似た成分のクリームなのに、なんで処方するんだろう・・・
一応買いましたけどね。
絶対につけることはないだろうと思います。
2時間待ち、5時間待ち。救急病院の意味ないし!!
とブーブー文句を言ってたら・・・・
この部屋の持ち主、Big Cは9時間待たされたらしい。
ティムは父親にずっと付き添ってほしいと、外部から看護婦を雇ったらしい。
そのティムのお姉さんは、だんなさんが突然背中が痛いと言うので、救急病院に行ったが、
余りの痛さにのたうちまわり、床に寝転んだらようやく診察してくれた。
救急病院に来てから15時間後のことだったらしい。
5時間待ちのあたしは、まだラッキィだった?
これがカナダの医療システム。
ただほど高いものはない。って言うか・・・行きたい病院にお金を出してでも行けるほうが絶対にいい!
今月、アレルギーテストを受けます。
これで原因がわかればいいのですが・・・
ますます病院嫌いに拍車がかかる・・・・
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