リンの話

昨夜、リンが「Etsuko, what do you mean"ください"？」と聞くので
”ください”にはいろんな意味がある、どういうシチュエーションだったかと聞くと
「日本の映画で見た。死者がどうの・・・手を動かして・・・」というゼスチャーを見ると。
「はっはーん。”こっくりさん”っていう映画でしょ？その場合だと”どうぞここに来てください”かな？
”ください”はいろんな意味があって、”Please give me”が一般的」と答えると
リン：きゃぁ～～～。日本の映画は怖い～！
えつこ：怖いと言えば・・・”リング”見た？
リン：見た見た。
男友達が、頼むから一緒に見てくれというので見に行ったらしい。
韓国ではビデオルームというのがあって、大きなスクリーンのある個室でビデオを見るのがポピュラーらしい。
始まるなり、彼は寝てしまい、いくらリンが起こしても起きず、
リンは一人で泣きながら見たらしいです。

”呪怨”は予告で、たくさんの手が髪を触っていたとかで、それを見てから３日間、
髪を洗えなかったらしい。

リン：etsuko・・・ごきぶりが飛ぶのを知っているか？
えつこ：知ってる知ってる。
リン：前に、夜中、自分の部屋にゴキブリが出たので、両親を起こした。
そしたら”何時やと思ってるんや。頼むからそんなことで起こさないで”と言われた。
でも、あたしは・・・”ママ～、お願い、一緒に寝て♪”と頼んだのよ。
えつこ：あぁ・・・そうねぇ。ゴキブリあたしも嫌い。でも・・・リン、家蜘蛛って知ってる？
リン：知らない。
えつこ：直径１０ｃｍぐらい。胴体は小さいねんけど・・・
リン：足が長い？
えつこ：そうそう
リン：ええええええええ！！そんな大きいのは見たことがない。日本にはそんなのがいるのか？
えつこ：居る居る。ま。ほとんどの家に住んでるな。だから家蜘蛛って言うねん。
リン：きえぇ～～～。怖い。
えつこ：蛾も大きいの知ってるか？あたしよく見るのよ。
リン：知ってる、知ってる。こんな大きいやつやろ？
えつこ：そうそう。

＜リンの怖い話＞
それがね。その大きい蛾がね。あたしの服の中から出てきたのよ。
（きぇ～～～～～！！！！）
１７の時かなぁ。教会のキャンプに参加した時の話。
キャンプファイヤーをしてて・・・
なんかもぞもぞするから、あれ？あれ？と思ったら・・・・
服の中から大きい蛾が２匹出てきたし！！！！
ぎょえ～～～～～～～～～～～って、部屋に戻って、
部屋の明かりをつけたら・・・・
天井にびっしりと大きな蛾がとまってて・・・・
あたしは２日、寝れなかった・・・
そして、家に帰ったら、腕もおなかも真っ赤にぶわんぶわん何かできてて・・・
慌てて病院行ったけど、それから３日間、あたしは病院に通い続けた。
ママが教会に怒った怒った。
娘はひどいアレルギーが出たって。

あぁ、恐ろしすぎる・・・まるで楳図かずおの世界・・・・

＜リンの友達の話＞
一人暮らしの友達が、家で寝ていたら・・・何かが顔の上を這っていった・・・
次に・・・鼻の中に入ったらしい・・・・・！！
アリが彼女の布団のまわりを這ってるではないか！！
そして彼女はリンに電話をした。
友達：お願い。あたしの家に来て。
リン：そんなところにはよう行かん。こっちに来い。
そして翌日、リンのパパがアリ退治に彼女の家に行きました。

ジャーのご飯の底にはアリがびっしり。
砂糖は、アリの巣になっていて、はちみつの中ではアリが溺れ死んでいたらしい。

お父さんは、殺虫剤で退治したらしいが、友達は引っ越したそうです。

＜すぐに生き物を殺してしまう友達＞
その昔。友達がひよこを３匹飼ってたらしい。
可愛い可愛いと可愛がってたらしい。
ある日。ひよこを机の引き出しに入れ、それを忘れて、引き出しを開けたら・・・
ひよこの首が折れて一匹死んだらしい。
友達は、とても泣いて悲しんだらしい。
次に、学校から帰って来た彼女は・・・・ソファに腰掛けたら・・・・
ひよこが下敷きになって死んでしまったらしい・・・
また彼女はとても泣いたらしい。
あと１匹も彼女が殺してしまったのだが・・・すいません、忘れてしまいました（＾＾；
次に、彼女は子犬を飼ってもらい、大喜びで、放り投げてはキャッチをして、
喜んでいたら・・・受け損ねて、子犬は床に叩きつけられて死んでしまったらしい。

その彼女が・・・今は二児の母らしい。
怖い怖い。


そういう怖い話をたくさん聞いたのですが、
一晩ですっかり忘れている自分がまた怖い（；；）